不死鳥の羽筆

_ 彼女は彼に首ったけ

今日も彼がやってきた。いつもと違うのは彼女と一緒だった事だ。
普段の私なら興味も無く、黙殺するのだがいつもと違う様子に少し興味を抱いたので少し観察をした。
観察をしていると彼女は彼の首に飛び付いて離れないのだ。
もう何分もそうしている事だろうか。
私も少し飽き始めていた所に畳の上に転がっているデジカメが目に入った。
こんな光景は滅多に見られないのだ。写真でも撮っておこうと思いそれの操作をする。
いつもなら景色を撮っているまぁ慣れた機械だ。大して操作は難しくは無い。
しかし普段の撮影方法とは違う方法で撮影をしたために少し手こずってしまった。
まぁそこそこに撮影できているだろうか。撮影をしている内に彼女は食事に入った様だった。
何枚か写真を撮っている内に彼女に気づかれた。
そそくさと私の目に届かない場所へと彼を伴い、いづこに消えていった。
まだ多少の興味はあったが、私もそれ以上の興味を失い、いつもの日常に戻るのであった。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
サテ一体何の事でしょうか。
彼＝ゴキブリの子供
彼女＝蜘蛛
古い家なので、この時期子供が沢山出るのですよね・・・
いつもなら、ハンディクリーナでガーーーっと吸い取ってしまうのですが、
蜘蛛とセットでノートＰＣの上に出てきたので、もしや捕食シーンを見れるかと思い見物してました。
蜘蛛は益虫と聞いてはいたので、見つけても放置していたのですが、実感をしたのは今回が初めてです。
両方共小ぶりなので迫力には欠けますが、面白い物が見れました。
しかし、私のPC埃まみれだなぁ・・・
この記事を書き終えた後二匹目の捕食に向かったようですが、失敗したようです。無念。